いちにん

2年がかりでリノベしていた山の家。
ようやく終わった。

『一任』とは、依頼する相手に全てを委ねること。

1年目は水周りの工事

2021年10月。
間取り、住宅設備、インテリアデザイン。
色やサイズ、材質、メーカーを含めて、こちらで決める。
楽しい時間だ。
残りは希望を伝えて、当然プロに一任。
結果、ダイニングキッチンは使い勝手よし!
デザインも満足♪

2021年11月。
配管の水抜き作業と一緒に、カマドウマ対策の超強力粘着シートを数枚、床に並べて山を去る。

2022年5月。
数十年に一度の大雪で、車が入れたのはGW明けとなる。
面白いことに、未工事部屋に置いた粘着シートは、隙間が無いほどびっちりのカマドウマが付いていたけど、工事が終わった部屋のシートはピカピカ。
なんと1匹も貼り付いていない。行き倒れの死骸もない。
新旧全ての空間が繋がっていたにもかかわらずだ。
カマドウマは湿度の高い、ジメジメした暗い場所を好む。
リノベのおかげだねぇ。
嬉しい気付き。

ところが。
通水のため、水道の元栓を開くと、屋外の給湯機+室内のシンクレバー+洗面台レバーから、盛大に水が噴き出た。
凍結による。
給湯機とレバーハンドルの交換。
半導体不足で、給湯機は入手困難、レバーハンドルも在庫不足で、型番変更。
なんとか取り寄せてもらい交換できたけど、予想外の出費。

2年目は残りの部屋の工事

2022年7月。
灼熱地獄。
高床式の2階は、屋根からの直射日光で、室内は連日30度越え。

2022年9月。
見えるところは知識があれば、いかようにも魅せられる。
後でどうとでも出来るから。
工事が終わってしまうと隠れて見えない箇所。
ホントはそこが重要なんだと、知って学んで臨みたい。

前年の無知を反省し、春から初冬いかに快適に過ごせる家にしたいかを考えてみる。
気密・断熱のプロの話しを聞く。
リフォーム、リノベ、建築本を読む。

2022年10月。
要望が多くて嫌がられてるだろうなぁ、、と思うけど、今回一任しない。
工事前、工期中、アレコレ細かくお願いを伝えた。
30年以上前に在来工法で建てられた夏仕様の築古に、そこまで必要?感が伝わってきたけれど。
満足できる家に仕上がった。
よかったよかった。

2022年11月。
寒いので石油ストーブ点火。
数日後、新調した断熱玄関ドア、複層ガラス内窓の樹脂枠に結露が発生した。
早朝、出窓木壁の側面に、上からたっぷり水滴が流れているのを見て、さすがに愕然となる。
なぜ?
どうして?
Low-E樹脂窓よ?
触ると、樹脂とは思えない冷たさ。
これまで結露と無縁だったのは、断熱材が無く、隙間風が入り放題だったから。
スカスカの家に断熱材を入れれば、そりゃ結露は発生するでしょう、工事が終わったばかりだからでしょう、と、工務店から適切な助言がもらえない。
しかし放置すれば、カビが発生し、壁内結露は困る。
そんな時、除湿だけでは不十分で、換気が重要なんです、と、確認に来られたサッシ屋さんが教えてくれた。
通気と換気と結露。
ほぉ、、、なるほどねぇ。
寒い日にストーブを点けても、結露が発生しない、いい案配を自分で見つけた。

『一任』とは、依頼する相手に全てを委ねることだけど。
委ねる相手は、道を極めた人がいい。
豊富な知識と裏付けがある明快な答えを持ち、時には客に、「それは間違ってます。こちらにしましょう。」と、助言も欲しい。
けっきょく素人なんだから、それに尽きる。


11月7日。
途中のサービスエリアから、いつもは厚い雲に被われている山のてっぺんが珍しく見えた。
秋の終わりに、こんなにくっきり見えて、思わず撮る。
いまはもう、灰色の雲と空に、雪の頂きだ。
12月の週間天気予報は、雪だるまマークが続いている。

工事が終わってから、部屋のコンセントやスイッチボックス、床下の気密・断熱のリカバリーをしていた。YouTubeのプロの教えは、とても参考になる。
途中になったので、来春続きの作業が楽しみだ。

あとは水抜きがうまくいき、凍結しない事を祈っている。

枯れ葉の中に、ヤマラッキョウ。


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