ましろ 参

保護すると決めたからには、まず白猫を知ろう。
キミはいったいどこから来たの?

オス? メス? → 不明。
年齢 → 不明。大きさから大人。
首輪 → なし。
桜カット (地域猫) → なし。というか桜耳がいない。リターン出来ない環境。
野良猫?迷い猫? 捨て猫? → 登録・情報なし。

突然現れたので捨て猫かもしれない。不審車両を見かけたから。
でもね。
もし探している人がいて、もしもそれが自分なら、毎日諦めず出掛け、帰ってくると信じて待つ。
だから、地域に住む管理人さん、宅配便の人、郵便配達の人等々、近所で白猫を見た事がないかをしつこく聞いた。
誰も知らない。
ここは極寒の豪雪地帯。積雪で2階の屋根が埋まる。
今年は暖冬のはずだったのに、現在も1階まで雪で埋まっているほどだ。
人間のサポート無しに越冬出来る場所じゃない。

保護の方法 → 猫の保護活動をされているプロに教えを請う。何をどこに設置すれば良いか、経験に基づく細かなアドバイスを頂いた。
必要なもの →
・食器。複数枚。
・香りの強いカリカリ。オリジン・アカナ・カナガンを用意。
・ちゅーる+香りの強いウエットフード。アラカルト。
・キャリー。ハードとソフト。
・大判トイレシート+新聞紙。捕獲器の踏み板用とキャリー用。
・冷凍した保冷剤。捕獲器を覆った布の上に置く。夏なので。
・捕獲器。レビューの良い日本製。
・捕獲器を覆う布。捨ててもいいタオルケット+バスタオル。複数枚。

どちらの方角から、何時頃現れる? →
動体検知付き防犯カメラを数台設置。結果これがとても役立った。
電源はソーラーパネル。Wi-Fi接続。
AIが搭載され、ペット・人・車・置き配の自動判別可能。スマホからいつでもどこにいても確認でき、反応があるとアラームが鳴る。遠隔操作で上下左右に回転。


2023年7月28日夜。
おひとりさまBBQを楽しんでいると、ふたたび白猫の鳴き声が聞こえた。
ひっそりと『 シロネコ保護大作戦 』の鐘が鳴る。

つづく。



初めてごはんを食べに来た日。
早朝、携帯電話のアラームが鳴り気付く。


朝ごはんを食べてから、裏の敷地で休憩。
室内からの熱い視線を感じたのか、立ち去るところ。
少し歩いては立ち止まりキョロキョロの動画を撮ったので、時々見返してます。


ソフトケージ内にカリカリと水。玄関扉前にちゅーるとウエットフード。
お腹いっぱいで毛繕い中。
数日だけど、なんだかふっくらした気がする。
因みに、保護活動をされているプロ曰く、野良猫は普段、硬い地面などで眠るので、ふかふかした敷物は不要とのこと。
よかれと思ってソフトケージ内に敷いたけど、たしかに食後飛び越えていた。
ふわふわふかふか好きは家猫の特権なんだなぁ。







>