くりろ

くりろ は、
「クリスマスローズ」の略らしい。
子供達の会話に何度も登場するので、質問して教えてもらいましたわ。
「若者はホント、なんでも略すよね。」
と半分皮肉を込めて言うと、今は廃刊となった、ある植物系フリーペーパーのタイトルが 『 クリローがないと冬は始まらない 』だったそうで。
しかも更に、クリローの ‘’ ー ‘’ が短縮されている。
ほぉーん。
そうやって略語や造語ができるのね。

さて。
クリスマスローズの名前の由来は、「クリスマスに咲くバラ」。
・・そのままですな。
花は確かに、冬の貴婦人という感じ。
でも「クリスマス」とつくけど、雪国は3月頃から咲きはじめる。
それはナゼか?
クリロ好きには当たり前でしょうが、いちおう。
クリスマス頃に開花する、ヘレボレス属の「ヘレボレス・ニゲル(ニガー)」という原種系と、クリスマスには咲かない、ガーデンハイブリッド系(交配園芸種)をひっくるめて、「クリスマスローズ」と呼んでいるから。
ひとくくりで呼称しているのは、日本だけかも。
海外の専門書でクリスマスローズと紹介されているのは、ヘレボレス・ニゲルだ。

ちなみに原種のニゲル以外は、下を向いて咲く。
切り花にしても見えにくい。
ファンとしては、花の美しさを生かし切れない、唯一残念な点。

下の写真のように、近年は園芸種が増えて、花色、花姿が豊富です。
古葉切りの作業以外、植えっぱなしで育てやすく、数年かけて大株に育つと見応えがあります。
落葉樹の下がピッタリな、おしゃれ常緑耐寒性多年草です。

うつむいて咲くクリスマスローズの花を写真におさめるのはホントに大変。
二十種以上植えてあるはずだけれど、、、気づけない。

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