さんしゅゆ

「サンシュユ」
変わった名前だと思いません?
小文字の「ュ」で終わりかと思いきや、大文字の「ユ」が続く「ュユ」。

由来は、漢名の「山茱萸」をそのまま読んでサンシュユ。
「茱」と「萸」。
どちらも音読みで変換すると、探しづらい漢字です。
目を懲らしても、見つけ出すのが大変。
「茱」 音読み:シュ 漢字配当:配当外 漢字水準:第2水準
「萸」 音読み:ユ 漢字配当:配当外 漢字水準:第2水準

漢字配当とは?
文部科学省の学習指導要領に、別表 学年別漢字配当表があり、小学各学年で覚える漢字のこと。
小学1年生は、この漢字を覚えましょう、というアレです。
子供は無意識に学習しているけど、先生は各学年で教える漢字が決まっている。
因みに2021年度は、Google先生によると、6年間で1026字習うようです。
中学はその他の常用漢字も含めて読めること。
高校は主な常用漢字を書けること。

漢字水準とは?
日本産業規格、通称JISに収録された漢字の規格。
第1水準が主で使用頻度の高いもの、第2水準は使用頻度の低いもの。

まぁ要するに「茱」と「萸」は、どちらも日常に用いない漢字だということだ。
今は覚えていても、1年後には忘れていそう。

・・疑問に思うことを深掘りしていくと、すぐ逸脱してしまう。
話しを戻して、サンシュユ。
「原色牧野植物大圖鑑」の牧野富太郎博士は、和名「ハルコガネバナ (春黄金花) 」と名付けた。
我が家は、ちょうど咲き始めたところです。
春の訪れ1番乗りはマンサクだけど、私は2番手のサンシュユが好き。
早春開花のサンシュユもマンサクもミツマタも、なぜか黄花。
同じく黄花のリュウキンカも展葉中。

どんより空の殺風景な庭は、はるこがね色からスタートする。


秋に赤く熟すグミのような実は、種を取り除き、乾燥させ、生薬として利用できるらしい。
うちは果実酒かな。

>