はるな

「3月の作業」
前半は雪でお休み。
中旬に雪吊りを外す。
高木の青竹を抜く作業は大変。
重心がてっぺんにあるので、「火消しの纏(まとい)すげぇ重たいぜ.Ver」を持ち上げた気持ち。
外した縄はもったいないので、一部適当な長さにカットしてほぐし、苺のマルチングに再利用。
苺の株元に藁を敷くと、寒さ暑さ対策、蒸散を防ぎ保水力UP、雑草対策、病原菌の発生を抑え実を腐りにくくする。

さて。初めてミョウガを植えた。
一緒に取説が入っていたので目を通す。
球根のように天地があり、芽を上向きに植えよ、とある。
・・それは無理だわ。
横に寝かせて土をかぶせましょ。
藁のマルチと、年数回の施肥も必要とのこと。
・・なんと過保護な!
私の中のミョウガのイメージは、年中じめじめしている薄暗い場所で、一度植えたら勝手に増えて増えて、対応に苦慮しているという感じ。
以前、毎年ミョウガの新芽が出てきたらガスバーナーで焼く、と話す方がいた。
この方のお母様が中度の認知症で、ミョウガを食べすぎるとボケるという言い伝えから、食べるのは勿論のこと、見るのも嫌だったからだ。
ご家族は介護で大変だったと思うが、当の本人は亡くなられるまで、きっとミョウガが好きだったに違いない。

確か昨年、ミョウガはアルツハイマー型認知症に良いのでは?という研究発表が、新聞等に載っていた。
私自身もミョウガが大好きなうえに、加齢とともに物忘れが増えている。
以下、勝手な解釈だけれども。
実は認知症予備軍や罹患した人ほど、無意識のうちに足りない成分の1つとして、ミョウガを欲しているのではなかろうか。
誰しも、無性に○○を食べたい!!と思う時がある。
私の場合、酒を飲んだ翌日の朝はトマトジュースだし、妊娠中は納豆だった。
若ければ「肉!」と言うところだが、今は時々、どうしても無調整豆乳が飲みたくなる日がある。
体内の不足を補おうとしているからだと思う。
ミョウガも然り。
ところが傍からは、ミョウガをよく食べている人 → 物忘れがひどくなり認知症に、となるので、結果、間違った言い伝えが定着したのかもしれない。

そう思うことにする。


ミョウガは地下茎で増える。
水持ちの良い、日陰の土地に植えると良く育ちます。
そうめんの薬味にミョウガは欠かせない。
縦半分に切り、とき卵煮醤油味も美味しい。
葉は「みょうが寿司」に。万能ね。

フキノトウをみつけた。
天ぷらか、、ふき味噌か、、悩ましい。
春がくる。

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