きり

霧のなか。
朝も夕方も、ふわぁっと靄がかかり雨が降る。
霧に霧雨。

雨が降らない日が続き、スカッと晴れた山の一部にガスがかかっていると、あぁ今頃あの下は雨が降ってるんだろうな、羨ましい、、、と、暑さでうなだれた花に水まきしながら思う。

霧のなかは。
濃くなったり薄くなったり。
魔法の森に迷い込んだようで幻想的。

霧のなかで。
無意識に口ずさむ歌がある。
中島みゆきさんの 『霧に走る』だ。

久しぶりに聴きたくなり、Apple Music、YouTubeを探したが、Apple Musicはそもそも曲が無く、YouTubeはカバーのみ。
Amazon Musicで見つけた。
1980年2月5日リリースの『かなしみ笑い』シングルB面。
たぶんオールナイトニッポンで、よく流れていたのだと思う。
当時は学生で、溢れそうで切ない自分の気持ちに歌詞がシンクロし、そして今は「霧」に結びつく。

誰しも、そんな1曲があるのではなかろうか。

Amazon Music ありがとう!
おかげで『わたしの 中島みゆき Best 』が出来そうなほど。
懐かしい歌声をたっぷり聴きましたぞ。
ただ、あと1曲『キツネ狩りの歌』が無くて、それが残念。

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