
父母と『親孝行旅行』へ。
これが2人が揃っている、最後の旅になるかもしれない。
しかし。
高速道路のサービスエリアで目を疑う。
杖をつく両親の歩みは、牛歩戦術か?
のろのろ。
よろよろ。
万が一にも自分からコロナに感染させたら大変と、もうずっと電話だけだった。
運転免許証を手放し、数度の冬を越え、室内と庭、週イチ近所のスーパーへ出掛けるのみとなり。
買い物リストを渡すと、銘柄を心得た我が弟が、サッサと回ってカゴの中へ投入。
母の速度に合わせていたら、2時間かかってもレジにたどり着かないからだろう。
寝室も2階から1階へ移し、階段を使わなくなった。
台所 → 寝室兼居間 → トイレ & 風呂 → ときどき庭。
動線が短すぎる。
ほんの数年前までシャキッと歩いていた姿は望めないんだなぁ。
歩かないとね。
歩けなくなるよ。

赤倉観光ホテル。
中央奥に野尻湖が見える。
天候に恵まれ、眺望よし、料理よし。
近代的なジェットバスを備えた室内は、大理石と木製格子をふんだんに使い、まるでフランク・ロイド・ライトの建築物のよう。
古い外観と歴史を残しながらも、上手く近代にチェンジした、レトロでエレガントなホテルだった。